2019年1月28日月曜日

線香の意味と霊と香りの関係

宜保愛子先生(1932ー2003)は一貫して供養の大切さを説かれました。高いお金を出しての儀礼的な供養だけより、毎日手を合わせ生前に好物だったものを供えれば喜ばれますし、それと共にお水を供えお線香を立て故人に語りかけることは、故人の喜びであると共に、守られれる私たちの幸福にもつながるといいます。


故人の霊前や仏壇ですとかお墓参りの際には線香を捧げることは欠かせませんが、では元々、線香にはどういう意味があるのでしょうか。霊は良い香りを好むとのだろうということは何となく想像がつきますが、今回はもう少しだけ詳しく知ってみたいと思います。

西暦5世紀頃に書かれたものであろうとされる仏教の経典に「俱舎論(ぐしゃろん)」というものがあります。この書の中には霊界での生活や生命について記された箇所がありますして、おそらく線香(良い香り)を捧げる意味と関係があると思われる一節がありますので以下に記しますね。

『死後の人間が食べるのは 「におい」だけであり、生前、善行を積み重ねた死者は良い香りを食べ、悪行の限りを尽くした死者は悪臭しか食べない』

この一節を読むと「良い香り」が 本来の供物であり線香を立てることは良い香りを召し上がっていただく、という意味であることがわかります。私たちが供える食べ物も霊界では香りを召し上がって楽しんでいただくのだと聞いたことがあります。このことから霊界とは「香りの世界」であるともいえるかもしれません


また宜保愛子先生も含めて多くの方は線香から立ち上る煙は霊界での足取りが軽くなるものであり霊にとってありがたいものである、とも話されています。線香の効用は霊界に行くと驚くほど実感してしまうもののような気がします。

上記の一節には同時に悪霊は悪臭を食べると記されていることから線香を立てることで悪霊を遠ざける意味もあるのでしょう。ある心霊現象番組内で出演した霊能者の一人は「悪霊は悪臭を好み黒カビは悪霊のエサである」と言っていました。地縛霊のいるところに悪臭はつきものだそうです。

一説によると霊界はいくつかの層によって構造がなされているといわれていますが上層に行くほど良い香りがするといいます。最下層は悪臭の限りでありそこの住人は言わずもがなです。ならば、よい香りのする層に行きたいものですね。

線香は立てるもの、として線香の意味を特に知ることがなかったとしても線香を捧げることは故人にとってはとても喜んで下さることだと思います。一つ宜保先生のアドバイスとして、火がついた線香は一度消えたらまた火を点けてあげて欲しいと述べていました。途中で火が消えてしまうのは仏様は残念がるようですので、もう一度点けてあげて良い香りを召し上がって喜んでいただき、霊界で軽やかに動いていただきましょう。


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