2019年1月9日水曜日

「私の猫は超能力者?」宜保愛子先生の猫物語

霊能者として有名な宜保愛子先生(1932ー2003)でしたが、無類の動物好きとしても知られていました。霊視によって霊障を引き起こす原因が動物虐待にあると知った時には強い言葉で戒め反省を促したこともあるそうです。



宜保先生の多くの著書は、ほぼ全て霊界や霊に関するものですが、中には先生や先生の御家族と猫との心温まる日常を描いた本も書かれています。「私の猫は超能力者?」というこのタイトルだけ見ると、霊能者の宜保先生が書いた本とは思えないようなタイトルですよね。

先生は動物について『言葉は持たないけれど人間以上に素晴らしい能力があって、それは彼らに邪心がないからでしょう』と語っています。人間同士の駆け引きや策略、妬みなど醜さとは無縁であって、でも彼らには人間の心を読む能力(超能力) があると先生は考えていました。一緒に暮らした猫たちの不思議な能力も目の当たりにしたといいます。そのエピソードも本書の中で取り上げています。


宜保先生は霊視に目覚めてからは、視たくもない人間の心の闇や醜さがどうしても視えてしまい、また霊能力を好奇の目で見られることで、私たちの想像以上に孤独感を感じておられたようです。そんな先生には邪心がなく好奇な目で見ることもない動物たちに、特に愛情がわいたのかもしれません。先生は人生を振り返ってみた時に、飼ってきた動物たちにどんなに助けられたかわからない、と述べています。

かつて芥川賞作家の高橋三千綱先生は仕事で宜保先生と旅行した際に、土地云々で霊に供養を求められ、その度に供養し疲れ果てていた宜保先生を見て『誰が宜保先生を救ってあげられるのか』と大変心配されていたことがありました。思えば宜保愛子先生は人間にではなく動物と接することで慰められていたのではないかと思ったしだいです。


1995年に日東書院から初版発行された本なので現在は新刊での入手は困難ですが中古本ならありそうですので機会がありましたら手に取ってお読みいただければと思います。
 
以下に「私の猫は超能力者?」の目次を記します。

第一話 ある一匹の猫との出会い

・『ミー子』との出会いに感じた運命的な絆
・何気なく口にした「七年間」の意味
・ミー子とカナリヤたちの微妙な関係
・たいへん品のいい「清水五郎」の正体は
・人の考えていることやことばが理解できるミー子の超能力

<事件一>
<事件二>
<事件三>

・ ミー子の不思議なパフォーマンス

< パフォーマンス①>
< パフォーマンス②>

・弟の霊を慰めていたミー子
・ ミー子にもやっとボーイフレンドの出現か・・・しかし。
・ ある日以来、わが家の食卓から魚が消えた
・ミー子中心になったわが家の日常
・モテモテのミー子は女王様気取り
・無事に終わった ミー子の出産
・ねらわれたミー子親子
・子猫たちの嫁入り
・意外に薄情な親子の絆
・予定外の滞在者
・チビの震えを取り去ったミー子の見えない力とは
・ミー子とベーブのおだやかな出会い
・ベーブは私の英語の先生
・チビが逝った夜の出来事
・マイク夫妻の引っ越しでベーブの運命やいかに
・ミー子の芸が子供たちの学校の成績を上げた
・ミー子に二度目の出産は悲しい結末に・・・
・清水五郎ちゃんが逝ってしまった日
・そして誰も気づいていなかった「運命の日」がやってきた
・心から「さよなら」を言うべきだったミー子との別れ
・「ありがとう、ミー子」

第二話 私が猫を飼わなくなったあまりにも悲しい理由

・サオリとの出会い
・とてもシャイなサオリの不思議な癖
・私の「ゴミ出し二往復」の喜びとは
・ベランダがサオリ専用のサンルームと化した日
・広がったサオリの行動範囲にハラハラの毎日
・どこまでも広がる愉快なキャット・コネクション
・意外に年をとっていた「早太郎」
・自分を主役にするための早太郎とっておき秘策
・迷子のサンデーの飼い主は優しいイギリス人
・日に日に大きくなるわが家でのサオリの存在
・パリ、忘れ物、そしてサオリの奇行
・サオリに諭された長女は今でも語り種
・サオリ、危機一髪のジャンプ
・サオリのミー子に似た癖とは
・サオリを連れてのレストランでの食事はヒヤヒヤもの
・幸せな日々の中の一抹の不安
・サオリ、息子の命をありがとう

補遺話 猫にまつわるちょっといい話

・雨宮さんの場合
・美しい花壇の景観を台無しにするペットボトル
・猫の守護霊に守られていたある司会者

<おわりに>

今回もお読みいただきありがとうございました。


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