2019年2月16日土曜日

[怖い話]江原啓之少年の恐怖体験

江原啓之少年(以下E君)は四歳の時にお父さんを、十四歳でお母さんを亡くして以降はお姉さんと二人暮らしでした。子供の頃から霊を見たり人の未来を予知してしまうという特殊な能力があることを除けばごく普通の少年だった。だが霊媒体質というのはやはりやっかいなものだ。

E君が高校生当時はコックリさん遊びが流行っていて、E君も誘われるままに、これに加わることもあった。ある時は立ててあったローソクの炎がメラメラと1メートル程の高さに燃え上がったったり自動書記でものすごいスピードで文字が示された。

何か物が落ちたり色んなことを見せたりと不思議なことに、E君が参加する時にそんな現象が起きたのでクラスメイトからよく誘われた。今にして思えば低級霊の仕業に違いなく危険極まりない話ではあった。

この頃から自宅で心霊現象が頻繁に起こるようになった。 E君が17歳の時にお姉さんは結婚して家を出たのでE君は一人暮らしを始めていた。学校生活は仲間がいて楽しいけれど帰宅すれば一人だ。いや一人のはずなのだが、家の中に誰かがいる気配がする。E君の霊感が何かを確実にキャッチしていたが、それが何なのかはわからなかった。


ある深夜のこと。眠りについていたE君は異変を感じて思わず目を覚ました。寝ていたベッドが激しく激しく揺れだしたのだ。続いてひどい耳鳴りに襲われた。起き上がって何とか落ち着こうとしたが金縛りにあい手足が動かない。声も出ない。「お父さん、お母さん助けて!」もう心の中で叫ぶしかなかった。すると、どうしたわけか手足は動かないが胴体だけは動くようになった。

この部屋には何かがいる!とにかくこの部屋を出なくては!E君はベッドから転がり落ちて、まるで芋虫のように這って部屋を出ようとした。隣の部屋は仏間だった。仏壇の前に行けば祖父母や両親の霊が守ってくれるに違いないと考えた。そして電気を点けてそこで何とか落ち着こう。

這うように必死に仏壇に近づくと何やら蒼白い光が感じられた。すると仏壇の横壁に蒼白い頬のこけた50代くらいの顔がE君を見つめている。そしてE君を見て面白そうに、だが不気味な声をあげて笑っていた。E君がもがく姿を「くっくっくっ」と楽しんでるかのように、だが恐ろしげに笑っている。呆然とするE君は耐えられずついに気を失った。

気がつくと朝になっていた。E君は仏壇の前にいた。やはり這って来てここで気を失っていたのだ。もう金縛りは解けて体は自由に動くようになったが不思議なことに気がついた。手にしっかり数珠を握っていたのだ。 金縛りにあって手足が動かなかったはずなのに数珠が!?。どうして数珠を手にしていたのかE君にはわからない。

数珠がE君を救ってくれたのだろうか?守護霊の助けがあったのだろうか?いや夢だったんだ、リアル過ぎる夢だったんだ、きっとそうだ。気を失ったままの腹ばいの恰好でそんなことをボンヤリ考えていたE君は今度は仰向けになって、見るとはなしに天井を見上げた。

E君はゾッとした。「!?」天井には無数の手の跡がついているではないか!天井いっぱいにまるで油が染みているかのように。恐ろしくなったE君は友人宅を転々としたが、もうこの家に住む気になれず姉と相談して転居を決めたという。だがその後もE君は心霊現象からは逃れることはできなかった。。。

 ※若き日の江原啓之先生の恐怖体験でございました。数年ほど前に読んだ江原さんの本(タイトルは失念)の記憶を元に紹介させていただきました。江原さんが一番怖かった体験だと書いていた記憶がありますので紹介させていただきました。お読みいただきありがとうございました。


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