2019年9月19日木曜日

[本当にあった怖い話]住む者に次々と不幸をもたらした地縛霊の怨念

理由が思い当たらないのに、呪われたかのように不幸が続いた東京都A区に住むOさん一家の話である。最初に不幸な事故に遭ったのはOさんの奥さんのE子さんだった。突然の目眩に襲われ駅の階段から転げ落ち背骨を強打。一年以上も入院し現在も通院しており、左手にはまだ不自由さが残ったままだ。

次に不幸が訪れたのは、当時5歳の娘のCちゃんだ。幼稚園の滑り台から落下し右足を骨折し今も右足は思うようには動かせない状態が続いている。次は息子のT君である。学校の帰り道に右折してきたトラックの積み荷が突如崩れT君を直撃。鎖骨と肋骨を折る重傷を負ってしまったのだ。

最後は御主人のOさんである。仕事で出張中に交通事故を起こし命はとりとめたものの、転職を余儀なくされ、以後はときおり頭痛に悩まさることになった。家計は安定せず奥さんのE子さんともギクシャクした関係になってしまった。これで家族4人が大きな事故に遭ったことになる。

あまりにも事故が続くため、Oさん夫婦はお祓いを依頼し元の穏やかな家庭生活が戻るよう、必死に祈願した。だがOさん一家には、お祓いなど、ものともしない怨霊の視線が注がれていることに誰も気づいてはいなかった。

小学生になった娘のCちゃんが今度は交通事故にあった。ごく普通に学校が終わり帰ろうと横断歩道を渡っていると時に、赤信号を見落とした主婦の車に轢かれたのだ。一時は意識不明に陥るほどの大事故だ。二週間ほど後に意識を取り戻したが、あまりに不幸が続きすぎる。再びお祓いを依頼することも考えたが、Oさん夫婦は今度は、霊能者の元を訪ねてみることにした。


霊能者F氏の霊視によると、Oさん一家の自宅には、ずっと以前にこの土地の地権者だった人物が地縛霊となって憑いているというのだ。以前、お祓いをしてもらった時は一時的に消えたらしいが、すぐ戻って来たようだ。F氏は霊能力で除霊することで、地縛霊を退散させるしかないと告げ、Oさん夫婦は承諾した。

後日、Oさん宅で除霊が行われた。霊能者として経験豊富なF氏だったが、除霊されまいとする地縛霊の執念は非常に強く、F氏の額には脂汗がにじんだ。やっとの思いで除霊が終了したことをOさん夫婦に告げられたのは数時間後のことである。だがF氏の表情は浮かないものだった。

地縛霊は退散したように思われるが、F氏は地縛霊が再び戻って来てこの家の住人を不幸に陥れる危険があると言う。昔、この土地の権利を巡り争いの末に闇に葬られた人物の強い怨念が、この土地に住み着いた者たちを呪い続けるというのだ。地縛霊は除霊中「俺の土地だ!、出ていくのはお前たちの方だ!」と叫び続け、F氏を威嚇していた。土地への執着が半端ではないのだ。

地縛霊は近づいて来る者たちを不幸にする事で怨みを晴らそうとする。F氏はこの先、地縛霊が戻って来ないという保証はないので可能なら他所への引っ越しを検討するようアドバイスした。Oさん夫婦はアドバイスを受けいれ、引っ越しを考えることにした。間もなく家を売り、S区へ引っ越しを済ませたOさん一家に、その後は不幸な出来事は起きていない。

2年ほどして元の家を見に行ったOさん夫婦は、以前近所付き合いをしていた人に、それとなく家のことを聞いてみた。引っ越してきた住人は、次々と不幸が続き家のローンが払えなくなったと、また引っ越しをして今は空き家になっているという。新しい住人が決まりかけても、なぜか御破談になり、近所の人たちからは幽霊屋敷と呼ばれようになっていた。

後に原因不明のボヤ騒ぎが続き、3度目の火災で家は消失した。現在は更地だが、あの地縛霊の怨みが晴らされないうちは、この土地に家を建てても家族が不幸になるだけだ。不動産会社は半年後に、この土地で建売り住宅の新築と販売を計画しているが、この土地に地縛霊が潜む事を知る者はあまりにも少ない。

土地や住宅を購入する際は過去に土地を巡りトラブルがなかったか、よくよく調査することが肝要である。また歴史上、古戦場であった場所や墓地であったところ、寺院であったところも地下に仏様が埋葬されいることがあり、場合によっては霊障を招くというのは霊能者がよく語ることである。ご注意願いたい。(終わり)

※お読みいただきありがとうございました。


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