2019年9月15日日曜日

[本当にあった怖い話]怨霊となって家族を追い詰めた老婆の霊

東京近郊のある街で女性が焼身自殺をした。近所の人の通報で消防隊や警察が駆けつけたが救急車に運ばれる途中に亡くなったという。自殺の理由はノイローゼとさせているが実はもっと恐ろしい理由があったことを知る人は少ない。

それは女性のご主人Aさんが霊能者Jさんに相談に訪れたことでわかったのだ。霊能者Jさんの話によれば、Aさんはとても困っていた様子で顔はやつれ憔悴していたという。普通ではない異様な表情を見せるAさんに、これはただ事ではないと直感したJさんは早速Aさんを祈祷部屋に招き入れた。

そしてまずAさんを落ち着かせJさんは霊視を始めたのだが、憑いている霊のものすごさに多くの霊視経験があるJさんも驚かずにはいられなかった。全身が火ぶくれになって、目も鼻もどこにあるのかわからないほどの女性の霊が視えてきたのだ。

これは焼身自殺したAさんの奥さんの霊であることは間違いないらしいがJさんの問い掛けには何ら答えようとせず、苦しそうな表情でAさんをじっと見ているだけだった。Aさんには奥さんの霊は見えていないが、怯えたような表情で霊視しているJさんを見つめていた。

まず奥さんの霊が何を望んでいるのか何も答えてくれなくては、霊能者であっても手の施しようがない。除霊を試みるがAさんから離れていこうともしない。二時間ほど除霊に努めてみたが今日は難しいと判断し、後日Aさんのお宅の焼身自殺の現場で改めて霊視と除霊を行うことにした。


数日後、現場でJさんは現場に立ち、お水とお線香を供え霊視を始めた。すると現れたのはAさんの奥さんの霊ではなく老婆の霊であった。見るからに強い怨みを持った霊であることがわかる。Jさんは老婆の霊に問いかけた。「Aさんの奥さんを焼身自殺に追い込んだのは、あなたですか?」と。そして「あなたは、なぜ成仏できずにここにいるのか教えて欲しい」と必死に語りかけた。

老婆の霊は、はじめはJさんを物凄い形相で睨みつけつけ言葉にならぬ奇声をあげて威嚇していたが、やがて語り出した。この老婆の霊はAさんの母親であることを告げ、くやしい思いを抱いたまま亡くなったことが恨めしいのだと言う。

Aさんの母親は晩年、交通事故に遭い寝たきりの生活になったという。そんな母親の介護を嫌い、つらく当たったAさん夫婦を許せないまま亡くなった恨みが忘れられないと、すさまじい怒りの表情を見せた。

Aさんの家には幸いお金はあったにもかかわらず、体調がすぐれない日に医者に連れていく事もなく、少ない食事を与えるだけで半ば放置のAさん。そして見て見ぬふりのAさんの奥さん。奥さんには申し訳ないがと頼み事をしても、イヤミを言われた上に無視を繰り替えされた。

体も不自由となったうえに精神的にも追い込まれたAさんの母親は、苦しみの中で恨みながら亡くなった。亡くなった後も一度も供養らしい供養もされていないため、怨霊となって無念の思いを晴らすためAさんの奥さんに取り憑き、焼身自殺へと追い込んだという。

霊となってもAさんの母親の霊に許されることなく浮かばれないAさんの奥さんは、苦しさのあまりAさんに取り憑き、そのためAさんは精神に異常をきたしつつあるようだ。無念の恨みはそう簡単に消えるものではない。

Jさんは霊能者としてAさんの母親の無念を受け止め、Aさんには心からの謝罪と供養をするように伝えた。Aさんの奥さんの霊は母親の霊が成仏を阻んでいたようで、亡くなっても焼かれたままの苦しを強いられていたようだ。

それから二ヵ月後のことだ。Aさんは自ら命を絶ったという。生半可な謝罪と供養ではとても許されるものではなかったということなのだろうか。。。。(おわり)

※お読みいただきありがとうございました。







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